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2015.02.06旅記

2015 冬 イングランド宿泊移動記

水曜日のお昼。

エジンバラ空港からロンドンヒースローまでの移動はVirgin Atlantic Airways 。

この先日、日本のウェブサイトが見れなくなったなあ…と思ってた矢先に日本撤退のニュースが。

偶然にもこの便をチョイスしたことに不思議な感覚を覚えます。(普通に乗ってればいいんですけど…)

チェックイン時、ノーチャージで少し広い席に移してくれると言うので心中「ラッキー」と思えば

非常口席という現実。。

要は何かあった時に通路になるように足元がとても広くなってるということ。

ただ、何かあった時は「あなたが扉を開けてね」というおまけ付き。

左右に2席ずつ、計4人に非常時の対応を任されるわけで。。

ここに座るとマニュアル通りの早口英語で操作方法をひと通り説明されます。ホントに早い。

なんとなく理解をしつつ、実際に座ってみるとこれがなかなかの快適席。

Virginは頭の位置とシートの柔らかさがとても心地よいので、そこに足元が広いとなれば言うことはないのです。

約1.5時間のフライトはとても心地よく夢の中。。

ヒースローに着くともちろん入国審査はなく(EU圏は運が悪いと入国印がないからと拒否されるケースも)

スムーズにロンドンに降り立ちます。

さっそくHERTZ行きのバスに乗り込み予約した車の元へ。

今まではEuropcar、sixtを使用してきましたが訳あって自身のライセンスがブロックされているらしく…

詳しくはいつか記述するとして、今回は前回使用したHERTZに。

前回はfiatのチンクエッタ。ただなかなか燃費が悪かったので今回は燃費考慮で初のシュコダファビア。チェコ産の車です。

見た目はともかくまーこれがよく走る走る。なかなかの相棒です。

この日は移動日なので、2時間ほどの仕事を終えた時点でグロスターの宿泊先へ。

ここは家族経営のパブ付きホテル。

到着した18時、他の宿泊客と仕事を終えての1杯を楽しんでいる客で賑わっています。

この日はその中には入らずに早めの就寝を、と部屋へ直行です。

移動の疲れもあったので20時には眠りに。。(即寝)


早朝5時、ふと目が覚めます。

猛烈な吐き気とともに…

トイレにて嘔吐の連続…

急な体調不良に驚きつつ、

昨晩食べたコールスローか。。(スーパーで買った軽食。)

と、さっぱりしようとシャワーへ。

すると今度は体が痺れて硬直が…絶対おかしい……



冷静に考える。。



………牡蠣か…


手持ちの胃薬を飲もうが嘔吐。

下痢の連続。

寒気、痺れ…

やってしまった感。絶望感。。

とりあえずもう少し様子を見ようともう一眠り、がツラすぎて眠れない。

当然のごとくこの日の予定のキャンセル必死。

まずは毒を出そうと買っておいてよかった4リットルの水と共に寝込み決行!

ホテルの主人に事情を話すと「とにかく寝なさい」とフルーツまで持って来てくてた。

とても食べれる状況じゃないけど嬉しい。泣きそう。。

牡蠣にあたったことが無かったけどこんなに辛いものなのか…と思いながら寝ること半日。

何度も何度もトイレに通った甲斐もあってか、多少ながら身体が明らかに楽になってる。

ひとまず山は越えたことを確認。

あとは明日からは仕事を再開できるようにさらに休めようともう一眠り。

この時少し食べれたフルーツがとても美味しいものでした。

食べられることは、幸せです。

翌朝、体調は万全じゃないものの動けることを確認。

改めてフルーツを中心とした食事が摂取できたので仕事に復帰しようと決意をします。

この日は150マイルほど北上の予定だったのでなんとか元予定に戻そうと。

奇しくもこの日は冷え込み氷点下3℃…

車が厚い氷に覆われていたので削り作業。病み上がりにはきつい。

天気には恵まれたのか自身には珍しく日差しを拝むことが度々できました。

霜の降りた大地はとても綺麗に見えます。

ただただ寒い。。

サイレンセスターからコヴェントリーへ。そしてスタッフォードからストックポートへ。

ハイウェイ(M)から国道(A)、日本で言うところの県道(B)に乗り継ぎいろんな街をめざしていきます。

ストウ・オンザ・ウォルド、県道から逸れて立ち寄った街。

ぶらぶら歩けば細い道はいくらでもあるものだけれど、低い鐘の音が聞こえたのでちょっと覗いてみる。

しばらく奥に進むとそこは寂れた、きっと地元の人しか知らないであろう古い教会。

なんで鐘が鳴ったのかは分からないけど、奥に進めば、先に進めば、そこには何らかの発見。

19時、マンチェスターの南東、ストックポートの宿泊先へ。

この日は一晩寝るだけなのでわりと安めのホテルをチョイスします。

カウンターでチェックインをしていると、隣はロシア系の団体さん。

奥のロビーにはインド系、そして肌を見せないアラブ系?の女性達。

部屋に向かう通路脇のソファーにはビーチサンダルを履いたアフリカ系の方々。


んー、あやしい。

部屋は無数にあるのかまるで迷路。

自分は3階だったのでエレベーターを、とそれは手動式。初体験!

まず外扉を開ける(重い)→内扉を開ける(重い)→乗って中から外扉を閉める(重い)→内扉を閉める(重い)

それから行きたい階のボタンを押す、という仕組み。

動きは壊れそうな感じ90%。。

さらに降りてからが重要。

内扉、外扉をしっかり閉めないと他の階の人が使用できなくなってしまうという利便性の悪さ。

病み上がりに3時間の運転、落ち着けるはずの場所で緊張の連続。

どっと疲れて部屋入り後は即寝。

でもまあよく寝れたので結果オーライ。

翌日早朝、さっさとホテルを後にし近くのマーケットで物色。

これはヴィクトリアンのシードパール。

状態がとってもよかったです。

高すぎて買うことは断念したけど、話したおばあちゃんとのひと時がとても楽しかった。

この瞬間は病み上がりの悪い感覚なく、ずっと笑っていたと思います。

ここから7日間、東へ南へ西へ約1000マイル。

今回のイングランド期間は天気に恵まれることが多く。

最終日は雪でしたけど。。

土曜日の早朝、チャージなく車を戻し空港へ。

次はドイツへ向かいます。

katayama

category : 旅記