デイリー使いのTAMPICOのバッグ
2025.02.17Leather,Bag
2月初め頃から店先に生けているクロモジが、そろそろ開花しそうです。
花芽に囲まれた葉芽のシュッとした佇まいの蕾も好みなのですが（フルールドリスみたいで）
一足先に春の訪れを知らせてくれているようで、気持ち嬉しくなる今日この頃。。
今週の寒波に耐えて、一気に春めくことを願いつつ、身なり・装いも春ものへとシフトしたいところ。
迎える新年度を前に、身につけるアイテムも新たにしたくなります。
この春から、新たにお迎えしたTAMPICO（タンピコ）のバッグ。
上質な生地感と、軽量さ、スタイルを問わないシンプルなデザイン。。。と
兼ねてからいつか扱えたらと思っていたブランドです。
フランスのボルドー郊外にある革製品の産地として知られる小さな町、ミュシダンで設立した
J.MARTIN TREPOINTES 社が手がける、バッグブランド TAMPICO。
TAM（タンニンなめしのタン）と
PICO（ウェルト製法で作られた靴のソールに使われる革の帯の、ギザギザの形状をフランス語で「ピコ」と呼ぶこと）に由来する名の通り元々は、
高級革靴のウェルト（底革部品）やレザー、ラバーやクレープソールといった資材の生産を得意としたメーカーで、その高い技術力を生かして、
1992年に誕生しました。
デザインから製作に至るまで “メイド・イン・フランス ” にこだわり
ブランド誕生当初から、ひとつひとつ丁寧に職人の手仕事で作られ、今では貴重なファクトリーの一つとなりつつあるそう。
ブランドの代名詞でもある、コットンを使用したキャンバスバッグ、ザンジバル。
インド洋の島が由来となったというこのモデルは、底が丸く、横に長い扇型。
丸みを帯びた女性らしいフォルムに、レザー使いが洗練されたデザインのバッグです。
素材は、薄手のコットン地を2枚重ねてボンディングした生地。
カジュアルな印象のコットンキャンバス地を '' 格上 '' するような美しい生地感は、織りの密な生地を重ねることで強度が上がり、形をきれいにキープ。
カジュアルな場から、仕事などきちんとした場にも、自然と様になるようなバッグです。
サイドのホワイトステッチが、さりげないアクセント。
白シャツに黒のスラックス、といったモノトーンコーディネートにはもちろん、あらゆるスタイルに馴染むシンプルさが合わせやすい。
汚れが目立ちにくいという点でも黒は嬉しいですね。
毎日でも持って出かけられそう、そんな印象です。
レザーを扱う家業の縫製技術や、確かな品質が生かされた、ハンドル。
使いはじめから柔らかく、手に馴染むよう工夫されていて、細めなところも握りやすいです。
ザンジバルは、ジッパー付きという所もポイント。
中身が見えないので、外出の時も安心ですね。
色違いには、ガレット。
洗練された薄めのベージュカラーが、フランスらしい上品な色味です。
ZANZIBAR BAG
France
¥22,000（20,000）
それから、クシュっとまあるい形のこちらは、レオナードというモデル。
なんとも言えないフォルムが、愛らしいバッグです。
これ実は。。。
大きくなるんです！
両端の耳をスナップボタンで固定した形で、ボタンを外せば広げられる作り。
先程ご紹介した ZANZIBAR BAG（ザンジバルバッグ）とそっくりな形！に。
可愛らしいだけでなく、バッグの容量に合わせて形を変えられる、便利で頼もしいデザインです。
バッグの口は大きく全開するので、必要なものをどんどん詰めやすく
水筒、ポーチ、長財布にハンカチと入れても、まだ一人分のお弁当も入りそう、、。
クシュっとさせたままでも口は大きく開くので、出し入れも簡単。
サイドのポケットには、携帯を。
この一つポケットが有るのと無いのとでは随分勝手が違って、ポケットにもジッパーが付いてる配慮が嬉しい。
携帯以外でも、バッグの中で迷子になりそうな小さな物を、さっと忍ばせたくなります。
これからの暖かな季節にぴったりな、ざっくりとした生地感も魅力です。
前：LEONARD BAG MILK
France
¥29,700（27,000）
そして、最後はこちら。
フレンチリネンを贅沢に使用した、ブラックリネントート。
縦に長い台形のような形が、スマートでお洒落。
しっかりマチが有り自立するので、お仕事のサブバッグとしてもお使いいただけそう。
そして少し無骨な印象と色味も、男女問わず扱いやすそう。
夏は、リネンの衣にリネンのバッグ。。なんていう合わせのスタイルも素敵そうですね。
ハンドルは、ZANZIBARやLEONARD と違い、平たいレザーを使用。
肩掛けしても '' ゴロつかず '' スッと馴染むような、柔らかな質感。
長さも長めに作られているので、手を空けたい時もスマートに持ち歩けそうです。
また、細かく密に編み込まれた強度のあるリネンならではのツヤ感と、ハリのある生地は
使い込む程にくったりと馴染んで風合いが増し、退色していく過程も愛着が湧いていきそうです。
こちらにも内サイドに、ジッパー付きのポケットが一つ付いています。
DINOSAURES BAG BK
France
¥23,100（21,000）
バッグを、生活の道具と考える TAMPICO。
創始者であるニコルさんの住む南仏のご自宅の庭には、
プールサイドのチェアにバッグが下がっていたり、テント下のテーブルの上に鎮座していたり。
特別な日に使うのものではなく日常使いすることで、生活に溶け込む上質な物作りをしているのが伺えます。
気負いなく使える '' いつもの '' バッグのひとつにTAMPICOを加えてみませんか。
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