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秋のミリタリー、パンツのススメ

2024.09.27Wear

9月も気づくと後半ですね、

皆さんいかがお過ごしのことでしょうか。

10月ともなるとなんだかすっかり秋な気がしてくるのですが

しばらくは、夏を忘れさせてはくれない気温のようです。

鈴虫の声だけが、涼やかな温度を運んでくれるよう。。

さて、この時期の装いというと

カットソーリネンといった一枚着がちょうどの頃。

ボトムスも同じく、薄過ぎず、厚すぎないものをチョイスしたいですね。

もうご存知の方も、お持ちの方も少なくないミリタリーパンツ、あらためて届いたもの含めて豊富に揃いました。

今日は、そんな様々な "軍パン" をご紹介したいと思います。


まずはこちらから。

デッドストックで見つかった、ロシア軍のスリーピングパンツ。

そう、パジャマなのです。




ウエストは紐ではなく、ぐるりとゴム仕様。

小さく見えても、ぐんと伸びて着脱の楽ちんな一本です。


生地は、薄手で柔らかく、履きやすいコットンヘリンボーン地。




裾は、脱ぎ履きしやすい紐で閉じる作り。

既製品にはないような、イージーな作りが魅力です。


前に付けられた、二つのポケットもポイント。

コストをかけないよう、サイドではなくフロントに付けたもので、

トップスをインしたシンプルな合わせにも、良いアクセントになります。




重ね着したい、長めシャツやワンピースにも。

ごわつかず、動きやすくておすすめです。

Deadstock Sleeping Pants

Russia

¥8,580(7,800)


メンズは、オランダ軍のコンバットパンツを。

コンバットパンツとは、太ももや膝周辺に余裕があったり、伸縮性のある生地が使用されていたりと

可動性の高い、陸上戦闘時に着用するパンツのこと。

細身でありながら動きやすく且つ、きれいなストレートシルエットが扱いやすい一本です。




素材は、KATOENと書いてコットン100%。

ポケットは両サイドに二つ、フラップ付きが二つ付きます。


バックポケットは、右に一つのすっきりデザイン。


そして、右足の裾近くにはナイフポケットも。


深みのあるオリーブ、やや艶感も感じる上品な印象の一本です。


白シャツ+カーゴ。




肌寒くなったらコートを。

毎日でも着ていたいシンプルなスタイルこそ、ベーシックなもので揃えたいですね。

Deadstock Combat Pants

Holland

¥13,200(12,000)




続いては、こちら。

1980年代のスイス軍のデニムパンツを黒染めしたもの。

「墨黒」のような柔らかな黒でチャコールのような色味です。




シルエットは、膝下からややテーパードした、きれいなストレートシルエット。

デニムならではのしっかりとした厚めのコットン地が頼もしいだけでなく、

染色をしたことで、生地がくったりと柔らかくなっています。

履き込んでいくと色落ちしてさらに表情も豊かになりそう。

寒くなってきたらレギンスなど、忍ばせられそうなリラックスフィットは

ユニッセックスで履いていただけそうな、サイズ感。

ちなみに、オーナーは身長174cmです。


ウエストはバックのみ、オーバーサイズだったものにゴムを入れてリサイズ。


ポケットは、フロントに大きなポケットが2つ


バックは、右ヒップにのみポケット付き。その下にツールポケット、

両サイドには、貫通ポケットも付いています。

ペインターパンツとの用途と、チェココックパンツのような深めのポケット、

ツール、ワークパンツのような一本です。




合わせたシャツは、ビンテージのグランパシャツ。

野暮ったくなりがちな後ろ身頃の長い曖昧な着丈も

ボックスカットのすっきりとした裾とのバランスで、相性の良い合わせに。

太すぎず細すぎないシルエットが、様々なトップスと合わせやすい一本。




身長153cmのゆかさんは、裾を折り曲げてすっきりと。


タイトめのトップスに、レディなバッグやシューズなどプラスした

メンズライクなボトムスを引き立たせたスタイル。

Overdyed Denim Pants

Swiss

¥15,400(14,000)






1960から70年代のスェーデン軍のスノーカモパンツは、

スノー(雪)カモフラージュ(紛れる)為のパンツです。


元々は、衣服の上に重ねるオーバーパンツなので、サイズは大きめ。

ワイドなシルエットが特徴的で股上が深く、ゆるりとしたシルエットを楽しめます。


ウエストもこの通り。




ドローコードをしっかり絞ってできるギャザーがタックパンツのようで、

立体的な表情を作ってくれます。



素材は、コットン100%。

色味もオフホワイトとも違うような、ほんのりグリーンがかったベージュで、

北欧らしいニュアンスカラー。

やや生地厚感もあるので、透け感もほとんど氣にすることなく履いていただけそうです。

そしてポケットは、貫通ポケットと呼ばれる、内側のパンツに直接アクセスできるよう袋が付いていなかったものに

内袋を付けてリメイクを施しています。




太さがありながらストンとしたシルエットを楽しめるので

シャツのようなアウターにもすっきり。

寒くなったらこちらにもレギンスを挟みやすそうですね。




オーナーが着るとこんな感じ。

男性でもしっかり丈感のある長さです。




メンズレディースのスタイル共に、

トップスはタイト目をもってくると、バランスよく仕上がるパンツです。


色違いは、ブラックに後染めしたものも。

万能に使える黒も年間を通して使いやすく、レザーシューズとの合わせも一層きちんとしたスタイルに。

どちらの色味も良いので迷ってしまいそう。。

Snowcamo Pants Beige/Black

Sweden

¥15,400(14,000)

国や役割ごとに無数に存在するミリタリー。

あらゆるスタイルに用途があり、それらを自己流で楽しむ楽しみがあります。

特に取り入れやすいボトムスは、個性を足しやすい万能なアイテム。

一枚着はもちらん、サンダルからスニーカー、レザーシューズへと、履きたい足元でも印象ががらりと変わります。

肌寒くなってきたら、ニットにも。。とあれにこれにと合わせる楽しみ、秋ならではのスタイルを楽しんでもらえたらと思います。


chie

category : Wear