フィリグリージュエリーの楽しみ
2024.03.10Accessory
一月ドイツでの買い付けにて出会った
フィリグリー(銀線細工)のジュエリーたち。
イギリス以外の地で、それもいくつかまとめてご紹介できるほどの数が見つかったのは
今回が初めて。
5000年以上もの古い歴史があるとされる、フィリグリー細工。
金や銀を、糸のように細くしたものを手作業で巻いたり、ねじったりしながら
レースのように模様を作り上げる、
原始的で手間のかかる金銀細工の技法の一つです。
薄着となるこれからの季節の腕元、首元のポイントにおすすめしたい
個人的にも好きが詰まった銀のジュエリー、
さっそくご紹介します。
Filigree Bracelet 835 Silver
1920-30's Germany
¥19,800(18,000)
丸みを帯びた枠と、ややアーチした断面が
柔らかな雰囲気のブレスレット。
すっと伸びた羽のようなデザイン、
ユニセックスでもお使いいただけそうなシャープな印象の一本です。
装いや季節を選ばずに、すっと馴染んでくれそうです。
Filigree Bracelet 835 Silver
1930's Germany
¥18,480(16,800)
六角形の枠と、中央の楕円デザインがスタイリッシュなブレスレット。
83,5%シルバーの残り16.5%に銅・亜鉛が含まれていそうな、黄色みを帯びた銀線で
葉脈のようなデザインが施された洗練されたデザイン。
シルバーやゴールドとの相性も良く、重ね付けにもおすすめ。
Filigree Bracelet 835 Silver Silver
1930-40's Germany
¥17,600(16,000)
そして、硫化が進んだブレスレット。
硫化とは、空気中に微量に含まれる硫黄成分などに反応して変色する、化学反応の事。
くすんだ表情も雰囲気があって素敵です。
今は、金属表面に硫化膜ができている状態。
気分や好みに合わせてシルバークリーナーに漬けて、元の輝き(白さ)に戻せるのも
シルバーならではの楽しみの一つですね。
丸カンとは違った、細長い留め具が
カジュアルながら儚げで良い雰囲気。
Filigree Bracelet Silver
1910-30's Germany
¥24,200 (22,000)
それから、太めのものも。
両端に葉のようなデザイン、中央にはアール・ヌーヴォーも感じさせる
有機的な曲線デザインが施されたブレスレット。
曲線というと、華やかな印象をもちますが、シャープな印象のこのブレス。。
ワンピースに手元はこれだけ、といったシンプルで主張のあるスタイルに
おすすめしたいですね。
留め具は、左右端を一本のバーで固定する作り。
''留め具感 '' のない作りが、無駄のないデザインです。
Filigree Bracelet 835 Silver
1930-40's Germany
¥24,200(22,000)
スクエアの枠内に、柔らかな曲線、
華やかなベース中央にシルバーのスタッズの施しが、シックで格好良いブレスレット。
フック式の留め具はチェーンの付いた懐中時計のよう。
お洒落と安心感のある、嬉しい作りです。
Filigree Necklace 800 Silver
1930-50's Germany
¥28,600(26,000)
思わず見入ってしまうような、細やかな装飾のネックレス。
羽を思わせるようなデザインと、マットな質感、、
落ち着きを感じさせる硫化色、独特の雰囲気があります。
長さは、42センチほど。
三角と四角、上下でサイズが違うところも素敵です。
Filigree Brooch Silver
1930-50's Germany
¥13,200(12,000)
小さな花が8つ整列したブローチ。
可愛さよりもシャープで洗練された印象をもつブローチです。
これからの季節はリネン素材に。
縦・横糸を割かないように針を忍ばせれば
どの場所にも身につけられます。
Filigree Brooch 800-835 Silver
1930-50's Germany
¥14,300(13,000)
孔雀の羽のような、うねりのあるデザインに気品を感じるブローチ。
拡大すると、アイアンフェンスのようにも見えたり。。
今日は、アンティークシャツのちょうどギャザーが寄った直線に。
どこに付けようかなが叶うのは、ブローチの楽しみでもありますね。
凹凸や突起のないものが多かった今回のラインナップ。
洋服へのひっかかりが気にならないのも、嬉しいポイント。
ブレスレットに、ネックレスに、ブローチ。。
涼やかな印象のシルバージュエリーと、爽やかに春を楽しんでもらえたらと思います。
chie
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